チューンナップマシーン
業界シェアナンバーワン。オーストリア製のウインターシュタイガ-社の最新機種、マイクロ71を導入。一台でサンディングとストーンストラクチャー、エッジ研磨の3役をこなす、コンビマシーン。重量は500キロオーバー。様々なストラクチャーパターンが安定して入れることができます。
クリーニング
まずはクリーニングから。古いワックスはスクレーピング。リムーバーで完全に汚れを取り除きます。
滑走面のキズ、穴埋め補修
深い傷はリペア材を溶解して、流し込みます。まずはキズ口を彫刻刀で削り新しい面を出します。(これはリペア材の接着力を強めるため)ウェルダーと言う熱風が吹き出るマシンで専用のP-TEXリペア材を半溶解して、接着。固まれば、不要な部分をカンナやスチールスクレイパーで削り落とし、最後はサンディングして、フラットに仕上げます。
サンディング
滑走面をサンディングマシンで削ります。まずは荒削りから古い滑走面を剥ぎ、凸凹を修正します。(滑走面のフラット出し)徐々にペーパーの番目を細かくして、最後はコルクやフェルトで仕上げます。
ストーンストラクチャー
サンディングを施したフラット面にストーンでストラクチャーのパターンを刻みます。(滑走面に溝を掘り込みます)ストーンのパターン(角度、深さ、ピッチ、長さなど)によって滑走性が決まります。(詳細は企業秘密なのだ)
サイドエッジ研磨
滑走面が仕上がったら、エッジの加工です。まずはサイドエッジ研磨。マイクロ71はサイドビベリング角度を無段階に調節できます。
ソールエッジ研磨
ソールエッジビベリングはファイル一本で手作業で行ないます。角度によって何本ものファイルが用意されており、切れが悪くなればすぐに使い捨て。職人の腕の見せ所です。
エッジのダイヤモンド仕上げ
エッジの角度が決まったら、エッジ表面の仕上げです。ダイヤモンドファイルの粗め、中目、細めを使い分けツルツル、テカテカの仕上げに。エッジの切れ、滑走性能に影響します。
クリーニング
形は出来上がり。滑走面やエッジの研磨かすなどの不純物を完全に取り除くため、再度クリーニングします。
防錆加工
磨きたてのエッジはさび易いので、専用の防錆液をエッジに塗布します。
ワキシング
新しく作った滑走面に、ホットワックスでワックス分を滑走面に熱浸透させます。
滑走面仕上げ
不要なワックスをスクレイパーで完全に削り落とします。更に電動ブラシでブラッシング。ストラクチャーの威力を発揮します。
YUKIZOステッカー
雪蔵でチューンされたボードは品質保証のステッカーが貼られます。次回の参考にもなります。
包装
出来上がったボードは湿気やホコリ、熱を嫌います。保管の為に専用フィルムシートでカバーして、大切にお渡しいたします。